6月21日メッセージ要約

『アブラムの信仰』 創世記12章
神の声に従い旅に出たアブラムに最初に訪れた試練はカナンでの飢饉でした。アブラムが一族を守るため下した決断は神の導きの地を離れエジプトへ避難するとことでした。その際、アブラムは保身のためサラに妻ではなく妹として偽るように言い含めます。エジプトでサラはその美しさゆえに人々の評判になりエジプトの王に召されることになりました。アブラムはサラの兄として王からたくさんの贈り物が与えられました。アブラムは嘘によって財産を得たのですがその心境はどの様なものだったでしょうか。そこで突然、神は介入され疫病でエジプトを打たれます。王は疫病の原因がアブラムの嘘にあることを批難し、二人を国境へ送り届けました。後に信仰の父と呼ばれるアブラハムですが、自分の愚かさを恥じたことでしょう。道を外れそうになった彼は、神に連れ戻されました。それは失われた息子が、本来なら父の前で顔をあげることもできない者であるのに、赦され受け入れられたのと同じ喜びを知ったことでしょう。私たちも、罪を赦し喜んで受け入れて下さる父なる神様に感謝の祈りをささげましょう。