1月3日 メッセージ要約

『神の計画―平安と希望の約束―』
エレミヤ書29章10?14節
2016年の教会標語は上記の聖書箇所となります。私たちは年の初めに様々な目標や抱負を持ちますが、聖書には「人の心には多くの計画がある。しかし主の御旨だけが堅く立つ」(箴言19:21)とあります。エレミヤは神の計画を人々に伝えましたが、ことごとく反発されました。人は耳障りな言葉・心を刺される言葉は聞くまいとし、それが真実ではないと思いたがります。エレミヤの時代、強国バビロンがユダヤ王国を攻撃し降伏を迫っていましたが、人々はエルサレム不敗神話を信じていました。かつてアッシリアの攻撃から神は守って下さったように、選民である自分たちは負けるはずがないと思っていました。あたかも戦前の日本が「元寇の時のように神風が吹いて勝利する」と信じていたように。エレミヤは「これは不従順であったユダヤへの神の裁きだからバビロンへ降伏せよ」と唱え続けていましたが、親エジプト派の反対にあいます。第一回バビロン捕囚が行われた後もエレミヤは「バビロンに仕えよ、70年満ちれば…この所に帰れる。」と回復の約束を語り励ましました。敬虔な人々はそれを信じ、捕囚の地でも心を尽くし神に祈り求めました。混沌とした時代にあっても私たちが依り頼むべきは、必ず成就する聖書の御言葉です。この一年、平安と希望を与えて下さる主に心をこめて仕え、歩んでまいりましょう。