2月21日 メッセージ要約

『実りを待ち続ける』ルカ13:1?9
実りを待ち続けるとは、悔い改めることを待つという表現です。悔い改めるとは、己を省みて心と体の方向を神に定めて生きるという意味があります。しかし人は罪によって神に対し真っ直ぐ向き合うことが出来ません。目的が定まらず的外れな生き方をしてしまうことがあります。運動場に白線を真っ直ぐ引くコツは、足元ばかりを見るのではなく遠くに目標を定めそこに向かって引くことです。私たちの生涯はどこに目的や目標を置くかによって、迷いやぶれの大きさが違ってくることでしょう。聖書で示される私たちの生涯の目的の一つは神に向かうことです。神を知っていても、思い違いによって正しい福音理解ができないことがあります。不幸な事故に巻き込まれた人達は罪深いことをしたせいなのだ、神の裁きなのだと思う人々に対し、イエスは「悔い改めなければ、みな同じように滅びる」と言われました。そして、ぶどう園のたとえを話されました。実らないいちじくの処分を考えた主人に、園丁が「今年もこのままにして置いてください?来年は実がなるかもしれません」ととり成します。ここでは滅ぼすに忍びず、実りを待ち続ける神が語られています。滅びに向かう人々が神に向き合うことができるように、イエスは十字架に架かられ罪をとり成して下さったのです。ご自身のいのちを犠牲とされるほど私たちを愛して下さったイエスに感謝をささげましょう。