2月28日 メッセージ要約

 「神の国に入る人」ルカ16:14?31
神の国に入る人とはどのような人でしょうか。イエスは金持ちと貧しいラザロのたとえ話をしました。金持ちはその財を用いて贅沢に暮らしてました。一方ラザロは金持ちが捨てたものを腹の足しにしたいと思うほどの惨めな生活をしていました。やがて二人は死に、ラザロは先祖アブラハムのもとへ行き、金持ちは火炎の苦しみの中にいました。金持ちはアブラハムに助けを乞いますが、彼とアブラハムの間には大きな淵があり助けようがありません。そこで彼は自分の家族が同じ苦しみに会わないように、死後の自分の状況を伝えてほしいと願います。アブラハムは彼に言いました「彼らにはモーセと預言者(聖書のことば)とがある」。金持ちは、死んだ者が遣わされたら彼らは悔い改めるかもしれないと懇願しましたが、アブラハムは「モーセと預言者(聖書のことば)に聞き従わないのなら、死人の中から生きかえっても彼らは聞き入れない。」と言いました。このたとえ話では貧しかった者はなぐさめられ、金持ちは死後に苦しみにあう、と生前の財産の多寡が問題なのではありません。この金持ちは残された家族同様、自身も聖書の言葉を知ってはいたが「聞き従わなかった」のです。現在も聖書の教えは公開されていて誰でも読み、聞くことができます。そして救い主はすでに来られ、私たちの身代わりとなって死なれ、よみがえられたという福音も伝えられています。神の国に入る条件は、あなたがどんな人間かではなく、神に遣わされ復活されたイエスを信じるか否かです。