8月7日 メッセージ要約

「祭壇を造りなさい」 創世記35章1?7節
ヤコブの息子シメオン・レビの虐殺事件により、ヤコブ一族はシケムの地にはいられなくなりました。そんな中、神は「あなたは立ってベテルに上り、そこに住んで、あなたに現れた神に祭壇を造りなさい」とヤコブに言われました。神の語りかけは、シケムが安住の地ではないことを思い出させ、今までの人生の中でヤコブが最も不安だった時にいつも神が語り教えて下さったことに気付かせました。何をどうしたらよいか分からない状況で、私達が必要とするものは具体的な方向性を示すアドバイスと、それを実践する勇気です。ヤコブは神の語りかけにより、旅立ちに踏み切ることができました。まず彼は家族に身の回りにある偶像を捨てさせ、異教の影響をきよめ、神以外に頼れるものはないことを家族に示しました。苦境の日に、自分達の全てを神に明け渡し、神の示される地ベテルへと旅立ちました。それは信仰の原点への回帰でもありました。これまでに築いた石塚や祭壇は、神が注いで下さった恵みを振り返るポイントとなっていました。神の語りかけに応答したヤコブとその家族を追う者はいませんでした。彼らの知らない所で神が働かれ、人々がヤコブを恐れたからです。私達はいろいろな出来事の中で判断に苦しみ、自分を見失い身動きがとれなくなった時、私の行く道にいつも共におられる神のもとに立ち返りましょう。