「主イエスを信じる信仰によって」使徒26章
パウロはエルサレムに帰ってから4度、公の場で救いを証しました。いずれもユダヤ人の反対と訴えがあったからそのような機会があったのですが、パウロがしつこく訴えられた理由は福音の宣言にあります。死人のよみがえり、復活の希望、イエス・キリストの十字架による贖い。パウロを訴える人々は到底この福音を受け入れることが出来なかったのです。パウロもかつてはイエスを受け入れることが出来ませんでしたが、奇蹟的な出会いによってイエスを信じたのです。キリストが人々から非難され、苦難を受けることは預言されていたことでした。しかし、彼の死が民の罪と咎、汚れを取り去ったのです。ユダヤ人にも異邦人にもキリストは光となりました。「お前は気が狂っている。博学がお前を狂わせている。」聖書の背景の無いフェストにとってパウロの発言は宗教によって常態を失っているように思えたのでしょう。「滅び行く者には愚かである」(?コリント1:18)アグリッパは「少し説いただけで私をクリスチャンにしようとしている」と迫りを受けました。聖書の知識と背景をもつアグリッパは為政者として、またイエス・キリストと因縁浅からぬヘロデ一門の者として福音を脅威に感じたことでしょう。「あなたは預言者を信じるか。信じていると思います」パウロはアグリッパに勧めました。パウロは天の啓示に従って信仰の決断を重ねていきました。私達も、この福音を確信をもって人々に証ししていくことが出来ますように。
10月2日 メッセージ要約
- 2016-10-02
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