「義を受け継ぐ者」ヘブル11章1?7節
11章は信仰の偉人たちが多く登場します。そして繰り返されている表現は「信仰によって」です。彼らはその信仰によって神の御前に義とされました。ノアは創世記によると全き人・正しい人であり、神と共に歩んだ人でした。これらの表現は道徳的・人格的に模範となりうる完璧な人であったということではなく、生涯を通して神を信じ敬い歩み続けたという意味です。信仰の人であったノアは神の語りかけに応答し、命じられたことをことごとく行いました。箱舟を造っている時はまだ雨も降っていない中、人々にあざけりを受けながら長い年月をかけて巨大な舟を造りました。彼の家族はノアの信仰によってその命を救われました。大雨によって国々は滅び、水が引いてから最初にノアが行ったのは、神に礼拝をささげるための祭壇を築くことでした。聖書に登場する重要な人物たちは折々に祭壇を築き主の名を呼び、神様に触れられ教えられています。それは神様と自分を結ぶ場所として、信仰生涯の中で大切な場所となっています。祈りは本来願い事だけではなく、神様のご計画が成りますように、御心を行わせて下さいという祈り心を持って始めるものです。礼拝は神様の語りかけに対する応答、信仰の行いです。ノアが礼拝をささげた時、主は「水で地上を滅ぼさない」)と約束されました。義人は信仰によって生き、神のさばきから免れる道を人々に示します。私たちも彼らの信仰から学び、義を受け継ぐ者として神の語りかけに応答する生涯を歩めますように。
11月20日 メッセージ要約
- 2016-11-20
- メッセージ2016