「真理の言葉と神の力によって」コリント?6:1?10節
パウロは神のしもべとして自分をあらわすために必要なものは真実と知識と寛容と慈愛と聖霊と偽りのない愛と聖書の御言葉であり、神の力(人を救いに至らしめる力)と義の武器(キリストの十字架と復活による罪のゆるしという福音)によって困難を乗り越えることができると言っています。5節以降、対照的な表現が続きます。それは逆説的なことを並べて、神のしもべとして証しするのは個人の努力や忍耐による成果ではなく、神の祝福をどのように理解し受け取るかを伝えようとしているのです。「貧しいようであるが多くの人を富ませている」確かにパウロが所有する目に見える財産は多くはなかったかもしれません。しかし、パウロは、いくら与えても尽きることない霊的財産である神の祝福を分け与え、多くの人々を救いへと導き、霊的に富ませていったのです。肉体の成長はやがて止みますが、霊性はいつまでも成長できるものです。私たちはキリストと共に歩む中で、真理の言葉と神の力によって更に霊的に豊かな者へと変えられて行くのです。
1月8日 メッセージ要約
- 2017-01-08
- メッセージ2017