6月28日 メッセージ要約

「救いの計画」 創世記37章12?36節
父ヤコブに命じられ、ヨセフは羊を牧し宿営している兄達の様子を見に行きました。兄達は先にヨセフが近づいてくるのを見つけ、彼を殺そうと謀ります。しかしルベンのとりなしと、ミデヤンの隊商に奴隷として売るというユダの提案が取られ、ヨセフはエジプトへ連れて行かれました。父ヤコブ、兄達、ヨセフそれぞれに言い分があります。各々が自分の感情に従った結果、兄弟間での殺意、奴隷として売るという倫理的に非情に忌まわしい行為を生み、その結果、長い喪失感と後悔だけが残ったのです。しかし後に、ヨセフは飢饉の時にエジプトで一族を救う為に遣わされたことを知るのです。この出来事から学ぶことは、人生には神のご計画があり、私達が経験する出来事、罪の結果起こる事件、それらも神は御手によって益に用いられるということです。この事件とイエス・キリストの十字架を重ね合わせてみましょう。イエスを十字架につけて殺した人々は、自分達が正しいと思っていました。民衆を惑わし、社会を乱すこの人物を殺すことによって、宗教的秩序と自分達の権威を守ろうとしたのです。イエスを憎み、妬み、亡き者にする、その計画は成功しました。しかし人々の悪意にまみれた十字架が、神により人々の救いの御業に用いられたのです。色々な出来事に翻弄される私達ですが、神は私達の人生にご計画があり、未来を備えていてくださっているということを心に留めて歩みましょう。