7月23日 メッセージ要約

「神の霊の宿る人」創世記41章9?49節
兄弟に売られ奴隷に陥れられ、偽りの証言によって牢獄へ入れられ、とりなしを期待するも忘れられる。これだけ見るとヨセフの人生は悲惨です。人を恨まず、憎まず、まっすぐに世を生きていくのは困難なことでしょう。それでもヨセフは彼を取り巻く環境や状況は変化しても信仰は変わることがなく、神の前に誠実に歩んだのです。エジプトの王(パロ)が不思議な夢を見て気になり、エジプト全土の知恵者や呪術師を招集し、その夢を解き明かすように命じましたが誰もできません。その折、信頼を回復し復帰していた給仕長がヨセフのことを思い出し、パロにヨセフを推薦します。ヨセフはパロの夢を解き明かし、7年の豊作の後に来る7年の飢饉に備え監督官を任命し、食料管理する必要を的確に提言しました。「神の霊を宿っているこのような人を、ほかに見つけることができようか。」と、ヨセフは王に次ぐ地位と権威を与えられました。ヨセフ物語はヨセフの成功物語ではなく、神に遣わされ、神と共に歩んだ者のお話です。聖書には神の霊に満たされ、神に遣わされ、神と共に歩んだ人物が幾人も登場しますがその最たるお方がイエス・キリストです。キリストは私たちの身代わりとなり十字架に架けられ殺されましたが、よみがえられました。私たちにいのちの道を備えて下さったのです。このキリストを信じる私たちにも神は御霊なる聖霊を送ってくださいました。信じる私たちも神の霊を宿す者なのです。神と共に歩んだヨセフのように困難や痛みを通らなければならないとしても、神のご計画の内を歩むならば幸いを得るのです。