「良き羊飼い」ヨハネ9:35?10:21
ヨハネの福音書から、イエスがご自分の性質を表すものとして語られたことを学んでいます。「永遠の命に至る水」「命のパン」「世の光」、今回は「良き羊飼い」です。この箇所はパリサイ人に対し、「“見える”と言い張るところに、あなたがたの罪がある」と言われ、その文脈から「わたしは羊の門である」「わたしは良い羊飼である」と続きます。真理が見えていない、語られても受け入れようとしない頑なな人々に対し、イエスはご自身がどのような者であるか、比喩を用いて良い牧者=良い指導者であることを話されました。現代の日本・淡路に住む私達には羊飼いになじみがないのですが、「羊の門は、羊に命を得させ、豊かに得させる」羊は遠くが見えないので集団になって羊飼いについて行きますが、水飲み場や牧草地に羊飼いが先頭に立って導きます。汚れた水を飲んだり、同じ所にとどまって草を食いつくすと、羊は病気になったり飢えて死んでしまいます。羊飼いは羊の群れの健康のために、行き届いた管理と計画的な指導が必要となります。また危険な場所や自然の脅威を避け、羊の囲いとなり害獣から命がけで守るため、羊たちは夜も安心して寝ることができます。「良い羊飼いは、羊を知り、羊もまたわたしを知っている。わたしは羊のために命を捨てる。」イエスは十字架上でご自分の命を捨てられ、命がけで私達を死と罪から救い出して下さいました。私達の必要をご存知で、いつも気にかけて下さり、危険から守り、命を得るために導いて下さるお方です。多くの声に迷う時、神の前に静まり耳を澄ませ、良き羊飼いなる主の御声を聞き分け、御心を知ることができますように。
9月3日 メッセージ要約
- 2017-09-03
- メッセージ2017