9月10日 メッセージ要約

9/10合同礼拝説教「愛の手」ヨハネ3:11?17
ヨハネの3:16には福音が凝縮されています。聖書を理解するにはこの箇所を声に出して読んでみて下さい。「神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」 先週まで滞在していたB国はデルタ地帯で川が無数にあるため、向こう岸に行きたい場合は橋のある所まで移動するか、カーフェリーや渡し船に乗ります。川はその水面下に岩があり激流があり、注意していないと押し流されて渦に巻き込まれ命を落とす事故になる危険があります。この世も川のように、気をつけないとその流れに足をすくわれ、はびこる不道徳や誘惑に引き込まれ、溺れてしまいます。しかし福音というライフジャケットで武装すれば、また御言葉を身に着けていれば、時代の流れに沈むことなく命を守ることができます。福音の本質とは愛です。「ひとり子をお与えになった」神の行動そのものです。失われた私達がこの世界に流され、悪いものに引き込まれようとしているのをご覧になって、御子を与えようと決心され、真理を行使されたのです。「大丈夫か」と声をかけただけでなく、手を伸ばして助け出されたのがキリストです。この救いの手にしっかりつかまり続けることで濁流に浮くことができ、その時代にあって生き延びることができます。御手を離してしまうと世間に流され、命を失うこともあります。「滅び」とは永遠に神様との交わりが持てない、魂のつながり・関係が絶たれる苦しみ、悲しみであり、愛がない状態に閉ざされることです。神はこの世の全ての人を、そのような滅びから救い出したいと願っておられます。揺り動かされることのない神様の手につかまっている私達は、他の人々に「今、助けるから」と、もう片方の手を差し伸ばしましょう。
村上渡師(アッセンブリー京都教会)