1月7日 メッセージ要約

「新しい生きた道をとおって」(ヘブル10:19?25)
2018年の教会標語は上記の聖句です。使徒行伝では初代教会時代にキリストを信じる人のことを「この道の者」と表現していました。かつてあり、今もあり、これからもある「この道」をとおって、神に近づこうではありませんか。しかし旧約時代、神に近づくためには神の定められた方法により、秩序を守らなければなりませんでした。罪の赦しと汚れのきよめのために年に一回、大祭司が至聖所においていけにえを捧げました。アロンの子(ナダブ、アビブ)は祭司でしたが、律法に定められた通りにしなかったために神の怒りにふれ焼き尽くされました。しかし大祭司たるイエス・キリストが、人々の罪のため完全な犠牲としてご自身をささげられたため、完全に贖われました。こういうわけで私たちはイエスの血によって何らはばかることなく聖所に、神に最も近い所に入れるようになったのです。新しい道とは、大胆にまことの聖所に入り、神と関わりを持つことができる道です。ですから真心から神に近づき、神との交わりを深めようではありませんか。また、この箇所では共に集まることを推奨しています。「2人もしくは3人で私の名において祈る所に私もいる」(マタイ18:20)とあるように、信仰によって集まる人の間に神は臨在されます。教会のことを聖書ではギリシャ語で「エクレーシヤ」(神に召された者たちの意)と言います。キリスト教は孤独を知らない宗教と言われます。孤独な修行や訓練によって一人で極める宗教ではありません。神は共に生きるように私たちを召し集められ、互いに励まし合うことを望まれます。新しい年も互いに祈り合い、教会に示されたビジョンを共有し、この道に生かされていることに感謝しつつ歩もうではありませんか。