1月29日 メッセージ要約

「恵みの日々の中で」(出エジプト1章)
創世記でヨセフは神の助けと導きにより、エジプトで位人臣を極めました。当時のエジプト王朝はヒクソス人が治めていましたが、それから400年後にエジプト人による支配が再興すると、イスラエル人に理解を示さない(ヨセフのエジプトに対する貢献を知らない)王が登場します。ヤコブの一族は激しい飢饉にあい、食料難から逃げるようにエジプトへ移住したわけですが、70人ほどの家族が何百万という民族におびただしく増え広がっていました。神がアブラハムに約束された通りにその子孫が繁栄したのです。それに恐れを感じたエジプト王はヘブル人(=イスラエル人)の勢力をそごうと謀り、過酷な苦役を課しました。そしてヘブル人の男子は生まれたらみな殺せと命令します。しかし王の意図に反してヘブル人はますます増え続けました。新約聖書のヘロデ大王によるベツレヘム周辺の男子虐殺(マタイ2:13?)を想起させますが、人の手で神のご計画を遮るような妨害があろうと、神のご計画は御手により必ず成就されるのです。またそこには神を畏れる助産師達の働きもありました。神は彼女らの家を栄えさせました。いのちの尊厳に対し様々な場面で問われることがありますが、胎内に形造られる前から神が人を愛していた、という神への畏れがその問いに対する答えを出し、生き方に反映するのです。様々な職業があり、その価値判断も色々あり容易ではないかもしれませんが、神を畏れる者でありたいものです。この地上において私達も寄留者ですが、思いもよらない出来事も時がたてば喜びに変えられると信頼し、恵みの内を歩めますように。