「それゆえ行きなさい」(出エ4:1?17)
神はモーセにイスラエルの民をエジプトから脱出させる使命を与え、「それゆえ行きなさい」と命じました。考えられる困難と責任の大きさに、簡単に「はい」と返事できず、自分にはとてもできないとモーセは何度も断ります。まず「人々は自分が神様から遣わされたとは信じてくれないだろう」と言いますが、神は?杖を蛇に変える、?瞬時に重い皮膚病になったり治ったりする、というしるしを2つ与えられました。それでもモーセは「私は言葉の人ではありません」となおも断ります。私達も自己評価の低さや責任の重さから、大切な任務を果たす資質に欠けている、自分には能力がない、と尻込みするかもしれません。しかし神様はモーセにアロンを備えられたように、私達に足りないものを補うものをすでに準備して下さっている、あるいはその欠けさえも用いられることがあるのです。「それゆえ行きなさい」と神様は励まされました。信仰の父アブラハムは神様に召しを受けた時、行き先がどこか分からないが、全ての財産を携えて故郷を出て行きました(ヘブル11:8?)。モーセは最初、神様からの召命にとまどい、その使命の重さに恐れ、他の人を遣わして下さいと頼みました。しかし神様に応え従おうとする者には、主ご自身が必要を備えて、命じられた道を共に歩もうとして下さるのです。私達も信仰をもって勇気を出して一歩を踏み出す者でありたいと思います。
3月11日 メッセージ要約
- 2018-03-11
- メッセージ2018