「イエスの権威」(マタイ福音書28:18)
イエス様は大工のヨセフの子として成長し、やがて3年半の公生涯において聖書のこと、神の国について語られました(マタイ7:29)。その当時、聖書の専門家である律法学者やパリサイ派の人々よりも権威ある者のように教えられたのです。また回復に困難な病い、先天性の疾患さえもいやす権威を持っておられました。そして中風の人に「あなたの罪はゆるされた」と宣言し、起きて歩くよう命じられました(マタイ9:2?8)。つまり、イエス様は教える権威、いやす権威、罪を赦す権威を持っておられたのです。死に打ち勝ちよみがえられたイエス様は「私は天においても地においても、一切の権威が授けられた」とおっしゃいました。イスラエルに留まらない、この地上全てのものに対する権威をお持ちである、と聞いた弟子達はその権威の大きさに驚嘆し、自分達の信じていたお方はやはり救い主であったと喜びました。黙示録1章では全能者なる神は「私はアルファでありオメガである」ギリシャ語で最初であり最後である、世界創造の始めから時代の行き着く終わりまでのあらゆるものの支配者であると書かれています。人間には与えられていない権威、死かいのちか、天国か地獄かそれを決めるかぎ、主権を持っておられるお方。そのような方は天においても地においても、復活の主ただ一人です。人の世においていかなる富と権力を築こうと、いのちの権威を持つことはできません。世界で最も権威あるお方が、私達一人ひとりに働きかけ、国々を、歴史を支配し、導いておられるのです。私達は時に大きな悩みを前に神様を小さくとらえていないでしょうか。あなたが信頼しているお方を、自分自身のように小さく考えてはなりません。天においても地においても一切の権威を持つお方が、共にいて下さると約束されているのです。信仰による勇気をいただきましょう。
5月6日 メッセージ要約
- 2018-05-06
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