7月8日 メッセージ要約

「神の裁きと救い」(出エジプト8章1?24)
エジプトが「主を知るために」神は10の災害をモーセとアロンを通してなされます。ナイル川を始めとしてエジプト中の水を血に変えてしまいました。それでも心変わりしないパロに対し、神は「‥かえるでもって‥撃つ」と悲劇を予感させる強い言葉を伝えられますが、その御業に用いられたのは大量のかえるでした。多産の象徴としてエジプトでは神聖な動物とされていたかえるでしたが、家の中、寝室やかまどの中までもかえるに溢れ、国中が困り果てました。一方、人々にその呪力によって畏れられた魔術師たちにもどうすることもできず、モーセとアロンを真似して更にかえるを出し、むしろ被害を拡大させてしまいます。王宮もかえるだらけになって困ったパロは、「かえるを去らせれば、犠牲を捧げに行くことを許可するから」と神にとりなすようモーセに交渉します。モーセが主に呼び求めるとかえるは次々と死んでいきました。するとパロは意見を翻して心を頑なにします。そこで神は地のちりをぶよに変える奇蹟をされました。エジプトで大地は神の一つとされていましたが、神はその地を打つことで人々と家畜を咬むぶよを大量に発生させました。魔術師たちには真似することができず、自分たちもぶよの被害を受けて「これは神の指の働きです」とパロに言いました。それでも懲りないパロに対し、神はおびただしいあぶを発生させます。しかもエジプトの中でもイスラエルの民が住むゴセン(ゴシェン)の地にはあぶを入れられず、守られたのです。吸血し病気を媒介するあぶの群れによってエジプト全土が荒廃しました。この第4の災害は、神の選びによりイスラエルは特別に守られていることをパロが知るための出来事でした。神を信じる者がそのことを記憶し、従う者は御手が働かれて救われるのだということを覚えて感謝しましょう。