9月9日メッセージ要約

「あなたの造り主を覚えよ」(伝道の書12章)
人間と動物の違いは、宗教を持っている点です。宗教は必要か?と言う問いにあなたはどう答えますか?それぞれの回答やその理由には個人の死生観が深く関わってくることでしょう。また人間の存在・あり方をどのようにとらえているかが反映されてきます。不要である、という意見の中には既存の宗教団体・信者の在り方に不満があったり、歴史の中での宗教の犯した過ちを許せないなどの理由からでしょう。必要である、という意見には見えざる大いなる方(力)に対する恐れであったり、死者を弔う葬儀のためなどの理由があげられます。さて日本においてキリスト教は必要か?という問いにはどのような答えがあるでしょうか。在来の宗教が沢山ある中、異国の神を信奉する必要はないと話される方もいらっしゃいますが、日本における宗教の多くは海を渡って伝えられたものであり、それぞれに影響を受け合い育まれてきたのです。一神教の排他性から狭量で独断的だ、と唱える方もいらっしゃいます。日本は多神教で他の宗教には大らかだから平和的だ、と。さて本当にそうでしょうか。日本の歴史を振り返ると政治がらみとはいえ仏教や神道での宗派間での骨肉の争い、特定の宗教団体の殺戮・弾圧は数多くあります。人心をつかむために宗教が政治利用されることは古今東西枚挙にいとまがありませんが、宗教とは根源的なところで?大いなる方(存在)に対する畏れ、?死に対する恐れ、これらが人間の理解を超えた何者かに対する崇拝につながっています。キリスト教はこれに対し、?この世界と人間を創られ、全てを支配しておられるお方は唯ひとりの神である。?あなたの罪の赦しと死の問題に解決を与え、永遠のいのちを下さるのもキリストのみである。という解答を持っています。あなたにとってキリスト教は、神は必要ですか?その問いを静かにかみしめてみましょう。