「御国の福音を宣べ伝え」マタイ4:18?25
「悔い改めよ。天国は近づいた。」イエスの公生涯の開始宣言です。バプテスマのヨハネも同じ宣言でもって活動しています。言葉は同じですが、天の父なる神からその全権を委ねられたイエスがその権威で断言しているところが全く違います。聖書が「悔い改め」と言うのは「神を信じよ」「神を恐れよ」「神に立ち返れ」と促していることが多いです。そもそも聖書で言う罪とは「的外れ」「曲がっている」「歪んでいる」というような意味です。神の正しさに対して的外れであることに気づかず、自分が正しい(自己義・自己中心)と思い込んで真理からそれているのが罪なのです。神の元に立ち返れ、神を仰ぎ見て生きよ、その者はいのちを得る、というのが聖書のメッセージです。イエスはガリラヤにおいて3つの方法で活動されました。?ユダヤ人の会堂で教えられた、?御国の福音を宣べ伝えられた、?あらゆる病気・患いを治された。当時の病気は社会的な貧しさが原因であったり、神の罰に結びつけられたり、悪霊の業に起因しているとも考えられていました。イエスは病気の癒しや悪霊の追い出しなどで、自分では意のままにならない罪や死など様々な問題に解決を与えて下さることを示されたのです。そのお方が「天国は近づいた」と宣言されました。神の支配が来る、神に従いその庇護に入れと勧めます。自分を治めることも出来ず、流され迷いやすいため罪と死の陥穽から這い出ることの出来ない私たちを主イエスが助け出して下さり、神が主権をもって支配して下さる。私たちの人生に神は愛の御手をさしのべ関わってくださる。それが「御国の福音」です。私達もこの「御国の福音」を宣べ伝えていきましょう。
1月20日 メッセージ要約
- 2019-01-20
- メッセージ2019