5月24日 メッセージ要約

「聖霊に満たされ」使徒行伝2:1?13
ルカの福音書の冒頭では、聖霊に満たされたザカリヤ、エリザベツ、母マリヤが神を賛美し、主イエスの受胎を喜びます。使徒行伝でも聖霊に満たされた使徒たちにより教会が誕生し、世界宣教へと進んでいきます。神の業は聖霊によって始まり、聖霊に導かれ歴史は進んでいくのです。聖霊は父なる神からの約束の御霊でした。復活のイエスを信じる人々が聖霊を待ち望み期待して祈っていると、ペンテコステ(五旬節)の日に聖霊が下ったのです。突然、激しい風のような音が聞こえ、そして炎が分かれて一人ひとりの上に留まったのです。聖霊に満たされた人々は様々な国の言葉で神を誉めたたえたのです。風はヘブル語でルアハ〈息・霊〉とも言われ聖霊の象徴であり、炎も罪をきよめる聖霊のしるしです。神の霊が一人ひとりの唇をきよめ、神を賛美する言葉を与えます。異言は他国の言葉であり、自分の知性では理解できない言葉かもしれませんが、それを聖霊が語らせるまましゃべる時、その人は平安と喜びに満たされているのです。様々な思い煩いやためらいを越えて、父なる神に祈れるからです。創世記のバベルの塔の時に神が人の言葉を分けられたのは、人間の慢心や神に背くたくらみを共謀できないように、互いの言葉を理解できないようにされ、人は散らされたのです。でも異言の祈りは、互いに何を言っているのか分からなくても、口にする言葉は唯一の神をほめたたえているのです。私たちの知性をはるかに越えた神の素晴らしさを褒めたたえるのです。