5月31日 メッセージ要約

「主の名を呼び求める者は」使徒行伝2:14?21
五旬節はユダヤの三大祭りで、シナイ山で律法が与えられたことを祝い感謝をささげる祭りです。朝の9時はユダヤ人が神殿へ行き、祈りをささげる時間です。エルサレムに各地から集まった大勢の人がいる状況で、突然大きな物音がして聖霊に満たされた120名ほどの人が口々に異言で祈り出したのです。その様子を目撃した人々は驚き怪しんだり、酔っ払っているのだとあざける人もいました。そこで主の弟子のペテロが立ち上がり、これはヨエル預言の成就なのだと話し始めました。神を信じ従う者なら、若い人も年を経ていても関係なく、男女の区別なく身分にとらわれず、全ての人に神の御霊が注がれるというのです。かつて旧い契約の時代、神に選ばれ御霊に満たされ用いられたモーセやエリヤ、ギデオンら信仰の偉人たちがいました。しかしそのような「特別な人」だけでなく、キリストにより贖いの業が成され神との新しい契約の時代に入った今、全ての信仰者に神の御霊なる聖霊が注がれるのです。聖霊は神の子としての保証です。また聖霊は主イエスの御業や教えを思い起こさせ、真理へと導いてくださり、祈りをとりなしてくださいます。「語るのは聖霊」であるから、恐れることなく神に信頼しながら「地の果てまでわたしの証人となる」勇気を与えてくださるのです。主の名を呼び求め、イエス・キリストを主として信じる者は救われ、内に宿る聖霊が活き活きと生かしてくださり、キリストの証人とさせてくださるのです。