6月28日 メッセージ要約

「歴史の判断」使徒行伝5:17?42
祭司長及び議会から「イエスの名前によって語ったり教えたりしてはいけない」と命ぜられていたにも関わらず、ペテロらイエスの弟子たち(使徒)は「わたしたちは神に従う」とイエス・キリストの御名によって語り、御名によって祈り、いやしなどの業を行いました。キリストの権威を代理人として行使していたのです。代理人の行為は、遣わした者が責任を持つものです。使徒たちの身柄は、遣わされた神が責任をもって保護され、語るべき言葉を与えられたのです。妬みに燃やされた祭司長やサドカイ人たちによって再度、ペテロら使徒は捕われ牢獄に入れられますが、御使いによって助け出され「この命の言葉を残らず民衆に告げなさい」と励ましを受けました。神殿の主管と下役は、民衆にも支持されつつある使徒たちに手荒なことはできず、慎重に議会へ連れて行き証言台に立たせました。使徒たちは大胆にキリストを証言し、これを聞いた祭司長らは激しく怒り、使徒たちを殺そうとしました。しかし、その場にいたユダヤ教大学者ガマリエルは「彼らが偽物ならば自滅するだろう。しかし神から出たものなら滅ぼすことは出来ない。むしろ諸君が神に逆らうことになる」と意見しました。自分たちで裁くのではなく、本物なら歴史がそれを証明するだろうと仲裁に入った形になりましたが、議会はその言葉に従うことにしました。歴史はどの様な判断を下したのでしょうか。後にエルサレムはローマによって滅ぼされ、祭司長らは命と立場を失ったのです。