8月30日 メッセージ要約

「永遠の主権」ダニエル7章
ダニエル書は7章から12章まで黙示預言が述べられます。激しく乱れた世で戦禍が絶えず、大きな自然災害が続く患難の時代に、人を惑わし食い荒らす者が現れるという幻が述べられます。7章では新バビロンの王ベルシャザルの治世にダニエルは夢を見ます。その黙示では地上の権威を持つ4つの獣が登場し、第4の獣は大きな鉄の歯を持ち異常に強く、口は尊大なことを語って情報を操作し人々を支配しようと驕り高ぶります。すると日の老いたる者(永遠に生きられる方=父なる神)が王座に来られます。雪のような白い衣(=きよさ)で、燃える炎(裁きの座)に着かれると、尊大な獣は火に投げ込まれ、他の獣は支配権が奪われます。しかし命は延ばされました。悔い改める時を与えられたのでしょうか。すると人の子のような方が天の雲に乗って来られ、父なる神の御前に導かれます。父なる神はこの方に、全世界の永遠の支配権を与えられました。この方こそ主イエス・キリストです。ダニエル書から「人の子」は救い主を表す呼称として用いられ、エゼキエル書においては預言者に対する呼びかけとしても用いられており、どちらとも取れるためイエスは反対派に上げ足を取られない様に「メシア」ではなく「人の子」の呼称を用いられたのでしょう。イエスがメシア的権威を教えられる時は「人の子」の呼称を用いて?地上における働き?苦難と復活?未来における働きを話されたのです。ダニエル書の大きなテーマに「神の主権と支配」がありました。その支配はイエス・キリストに委ねられたのです。