11月1日 メッセージ要約

「雄々しくあれ」 ヨシュア記1章
ヨシュアはモーセの後継者として民たちをカナンへ導く任務を託されました。この1章に繰り返されているのは「恐れるな」「強くあれ、雄々しくあれ」です。イスラエルの真の敵とは何でしょうか?それは「恐れ」です。恐れはあらゆる悲観的な要素を増幅させ、人を不安にし、未来に対する希望と思考を奪うことを容易にします。歴史を見ると幾多の為政者たちが、恐怖によって人々を支配しました。情報化社会の現在は、さらに巧妙で狡猾な方法が取られていることでしょう。しかし神はご計画を成すにあたり、恐怖を手段として用いられません。聖書は「主を恐れよ」と教えていますが、それは真に恐れる対象は神であって、人ではないということです。神は人がその愛に信頼と信仰をもって応えることを望んでおられるのです。神はヨシュアを何度も励まされました。ヨシュアに託された課題はカナンの地に入るだけでなく、イスラエルの人々の信仰を鼓舞し、恐れを克服させることにありました。30数年前のガデシ・バルネアの失敗がよぎることもあるでしょう。しかし「強く、雄々しくあれ」というのは「努力して、頑張って」という意味ではないのです。40年におよぶ荒野生活を通して、イスラエルの民たちは主を信頼することを学んできました。世には困難がる、しかし勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝利していると主イエスが話されたように、神が共にいて下さるから必ず困難を乗り越えて、約束の地を受け継ぐことができると励まし続けられたのです。主にあって信仰の道を雄々しく歩みましょう。