「大きな喜びの出来事」 ルカ2:8?20
クリスマスは誰にとって喜びの出来事なのでしょうか。御使いはマリヤに対し「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられます。」と告げ、また羊飼いたちに「全ての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える」と言いました。ルカによる福音書、使徒行伝は異邦人たちにも福音が開かれていることを伝えています。クリスマスは私たちにとっても大きな喜びの出来事なのです。当時、何処にいるか住居も定まらず信用ならないという理由で社会的に低く見られていた羊飼いたちに、御使いは真っ先に福音を告げ知らせました。御使いと天の軍勢による大讃美を目の当たりにし、先祖から伝えられた古の物語と同じような素晴らしさを目撃することで、自分たちも歴史の延長線上に立っていること繋がっていることを体験したのです。そして夢物語として終わらせることなく、「主が知らせてくださったその出来事を見てこようではないか」と自分たちの目で確かめるため、すぐ行動に移します。キリストがベツレヘムに生まれたことを聞いても信じず、また知っていたとしてもヘロデ大王が恐ろしくて何一つ動くことが出来なかった祭司や律法学者と違う点です。また羊飼いたちにまず知らされた理由の一つに素直に喜ぶべきことを喜ぶことが出来たところが挙げられるでしょう。彼らはこの出来事を人々に伝えますが驚き怪しまれました。彼らの子や孫たちにこの喜びの知らせは伝えられ、聖書に記録され全ての人々に伝えられるのです。私たちもキリストの誕生を心から喜ぼうではありませんか。
12月13日 メッセージ要約
- 2020-12-13
- メッセージ2020