「救いは主にある」(ヨナ書2章9節)
2021年の標語は「救いは主にある」です。コロナ禍の中スタートを切った、この一年もどうなるのだろうか、先行きが見えず混迷が増すばかりです。一寸先は闇。その闇の中にあっても希望の光をともし続けてくださるのが我らの主イエス・キリストです。聖書は罪と死を「闇」と表現しています。キリストによる「救い」または「光」について記されている聖書箇所は多くあります。この箇所では預言者ヨナが暗闇の腹の底から悔い改めて叫び祈り、神様の取り扱いを受ける中で感謝と真理の言葉を口にするのです。ヨナは旧約の預言者として珍しく世界宣教に用いられた人物で、名前の意味は「鳩」です。聖書に最初に登場する鳩は創世記のノアの箱舟のところです。そこから鳩は神との平和の象徴としても用いられることがあります。ヨナは最初、神様からニネベで裁きの宣告をせよと命令がくだりますが、主の前を離れようと船でタルシシュ(現在のスペイン)へと逃亡を図ります。しかし神の御手によりさえぎられ嵐にあい難船し、同乗の皆が死にそうになります。自分が原因であると自覚するヨナは海に投げ入れられ船は助かるのですが、ヨナは三日三晩、魚の腹の中にいることになります。光の届かない暗闇の中、悔い改め変えられたヨナは神のご計画には抗えないと悟りニネベへ赴くのです。新約聖書でこの出来事を言及されたのはイエス様です(マタイ12:38?)。律法学者やパリサイ人らがイエスに対し何の権威によって教えるのか、神に遣わされた者として証拠を見せろと言われ「預言者ヨナのしるし」以外与えられない、と答えられます。復活の予告です。神の赦しと救いは主イエス・キリストにあるのです。
1月3日 メッセージ要約
- 2021-01-03
- メッセージ2021