1月10日 メッセージ要約

 「いのちの光」(ヨハネ福音書11?5節)
救い(赦し)はイエス・キリストにあります。聖書は罪と死を「闇」として表現し、イエスを「いのちの光」と表しています。イエスの弟子ヨハネはイエスに従い60数年、信仰者として様々なことを経験しました。決して順風満帆ではなく、むしろ逆境の方が多かったことでしょう。イエスに対する迫害、十字架刑、教会に対する迫害。その迫害はヨハネ自身にも及びました。しかし、ヨハネは記します「闇は光に勝たなかった」。闇の勢力は光を消そうとするけれど、ついに消されなかった。むしろ輝き続けている。今も昔も、これからも変わらない真理だというのです。そして創造主たる神と共におられるイエスに「命」があったと言います。神が人型にいのちの息吹(霊)を吹き入れられて人が誕生したように、死んだ者にもいのちを注ぎ生かす力があるのです。いのちを失う、または奪うのは病気やケガだけではありません。昨年からコロナ感染症で亡くなられた方は4000人を越えましたが、自ら命を絶つ人は2万人を越える勢いです。コロナ禍が後を押した部分もあるでしょう。社会や人との関わりの分断が途絶感を加え、孤独感に拍車がかかり世に絶望する。家屋の中にいることでウイルスから守られても孤独や絶望、無力感からくるストレスは避けられないのです。解決策または逃れの道はあるのでしょうか。私たちはイエスにこそ希望を見出します。人に生きる力を与えて下さるお方が「わたしは世の終わりまであなた方とともにいます」と話されました。目には見えないけれども、いつでもイエスが共にいてくださるのです。決して一人ではない。私たちが抱く自信、その希望の根拠は信仰です。主イエスはいのちの光ですから。