「あなたがたは証人である」 ルカ24:44?53
復活のイエスは律法と預言書と詩篇、つまり聖書全体からキリスト中心の聖書観を伝えられ、弟子たちはそれを信じることが出来ました。たちまちのうちに全てを理解出来たというわけではなく、父が約束したもの(聖霊)を授けられ、信じる者の内に働かれ(御言葉を思い起こし、気づきを与えられる等)様々な経験を重ねながら信仰生活を守って行く中で、真理を理解することが出来たのです。イエスが弟子たちに姿を現した時、その場に居合わせなかったトマスは「見なければ信じない」と言いましたが、そのトマスの前にイエスは現れ「見ないのに信じる者は幸いである」と言われました。キリストが十字架にかけられたのは神のご計画によるものでした。墓に入れられ三日目に栄光の体をもって主はよみがえられたのだと信じることが出来たのは聖霊の働きによるのです。イエスは「あなたがたはこれらのことの証人となる」と言われました。そのために聖霊を贈る、上からの力を注ぐまで都(エルサレム)で待っていなさいと。「律法(主の教え)はシオンから出、主の言葉はエルサレムから出る」(イザヤ2:3)復活の主の顕現は、歴史的にみればユダヤ教からキリスト教への転換点となったのです。「世の終わりまであなたがたと共にいます」イエスの姿は目に見えなくても、インマヌエルの主の御霊が共にいて力強い証人となった弟子たちにより、罪の赦しを得させる悔い改めがキリストの名によって全世界の人々に伝えられたのです。
5月2日 メッセージ要約
- 2021-05-02
- メッセージ2021