「約束の聖霊を受けて」使徒行伝2章22?42節
ペテロは聖霊の注ぎはヨエルの預言の成就であると論証し、続けてイエスの「十字架」と「復活」も旧約から引用しながら話すと、多くのユダヤ人たちが悔い改め、信仰の道へと入りました。キリストの十字架刑による死については、神のあらかじめ定められたご計画にあったことで、偶然や思いもよらない悲劇というわけではないのです。人間側からすると全て与えられた自由の中での選択・判断の結果でした。人間は罪と死に対し無力です。しかし神は御子イエスをよみがえらせ、キリストは罪と死に対し無力ではない、勝利されることを示されました。イエスは以前、「助け主」「真理の御霊」なる聖霊を送ると話されていました。その約束の聖霊がペンテコステの日に臨まれたのです。ペテロはユダヤ人に「イスラエルよ。知れ、神がなされたことを」「悔い改めなさい。罪を赦していただいて聖霊を受けなさい」と告げます。ペテロの言葉に心刺された多くのユダヤ人がその日バプテスマを受けました。聖霊は御言葉を思い起こさせ、自身の罪に気づかせ、悔い改めへと導くお方です。神は人の罪をあがなうために救い主イエスを送って下さっただけではなく、真理の道を歩むことができるように助け主である聖霊を注いでくださったのです。御霊に満たされたペテロは喜びと確信に満ち、大胆に語ることができ、御霊に心動かされた人々は信仰を決心したのでした。今なお私たちにも働きかけて下さる聖霊に感謝しましょう。
6月12日 メッセージ要約
- 2022-06-12
- メッセージ2022