7月31日 メッセージ要約

「真理による自由」ヨハネによる福音書8:31?32

日本人にとってキリスト教はなじみがないため、分からないまま一神教をカルト的宗教と区別出来ず、批判する傾向があります。健全なキリスト教会とカルト(権威主義的な教会も)との違いを分かっていれば恐れることはありません。カルト団体に依存すると家族や友人との関係を壊し、社会性を失い、判断力・思考力が低下し、自分で何かを選択し決断する自由が奪われます。カルト団体の内部では情報統制され、信者たちは自分たちが属する組織のことを客観視することができず、幹部から教えられたことが事実だと信じていきます。同じようなことが社会の中でも行われています。テレビなどのメディアは政治家や経済人に忖度し、権力のある人に不都合な情報にはふたをします。情報源はテレビだけでなく、インターネットでも様々な立場の人が発信した情報があります。それらを比較検討して考えることなく、テレビで流れていることだけが真実だと思い込むと、偏った意見が大多数の社会になってしまいます。ウクライナを攻撃している国では、国営放送しか見ていない人たちは大統領に賛成し、ネットを見て戦争に反対している人たちは弾圧されています。国家の情報操作は日本でも行われています。昨今、政治家とカルト団体のつながりなど、国民に広く知られていなかった事実が次々と明らかにされています。逆に言えば、以前から一部の人たちは知っていた内容でも、主流のメディアが取り上げていないと「誰も騒いでいないから大した問題ではない」と無視されてしまうのです。政治的に社会的に深刻な問題でも、日常での不安や心配を減らそうとする働きによって、重要度を下げてしまうバイアス(先入観、思い込み)がかかってしまうのです。真理は人を自由にします。主体的に真理を学び、知識を取り入れ、自分の考えに責任を持って、神の栄光が現されるように、自分も人も幸せになれるように貢献できる道を求めて祈りましょう。