12月18日 メッセージ要約

「救い主を迎えた人々」ルカ2章21?38節

「主ご自身があなたがたにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。」(イザヤ7:14)インマヌエル、「神は私たちと共におられる」という意味の名(マタイ1:23)の男の子の誕生は神のご計画であり、すでに預言されていたことですが、神の御霊なる聖霊に教えられなければイエスがその子であると分かることは出来ないでしょう。イエスはユダヤ人として生まれたため、律法の定めにしたがって8日目に割礼を受け、供え物をささげるために神殿へやってきました。そこにシメオンがいました。彼は主が遣わす救い主を見るまでは死なない、と聖霊からお告げを受けていたので、主に期待して敬虔な信仰生活を送っていました。シメオンはイエスが全ての人を救うメシアであることを聖霊に示され、幼子を腕に抱き神をほめたたえて喜び、父ヨセフと母マリアを祝福しました。また神に仕える84歳の女預言者アンナも神に感謝をささげ、人々に幼子イエスのことを語りました。この2人は高齢になるまで信仰あつい人生を送っていました。キリストに出会うまで長い長い時間のようですが、多くのイスラエルの民たちは自分の生きている間に待ち望んだ救い主にお会いすることはできませんでした。神の預言が成就するその時代に居合わせた幸いも、信仰の目が開かれていないと気づかないのです。この2人も神のあわれみにより救い主に引き合わされましたが自分の満足で終わることなく、「私はこの目であなた(神)の救いを見た」と人々に語り伝えたのでしょう。私たちも救い主に出会った喜びを語り伝えてまいりましょう。