「地の塩、世の光」マタイ5:13?16
塩は料理の味付け、食材の旨みを引き出す効果があります。また「脱水性」と「保水性」の両方の力があり、食品の形や見栄えをよくする働きがあり、調理と保存の両方で欠かすことのできない存在です。しかも塩はおのれの姿を消すことで役割を果たすことが多いものです。私たちに期待される働きは何でしょうか?腐敗し滅び向かっている世界を引き留める力を発揮することではないでしょうか。では光とはどんな役割でしょうか。照明を上手に活用することで部屋の雰囲気は大きく変わります。光の種類により犯罪の増加と減少に影響があると実証されています。光は私たちの精神にも大きな影響を与えます。薄暗い時間に車のライトがついていると遠くからでも存在を示す効果があります。主は言われました「わたしは世の光です」(ヨハネ8:12)イエスご自身の光とわたしたちの光とはやや異なります。太陽と月の違いの様に、私たちは自力では輝けません。より多くのキリストからの光(恵み)を受け、神の栄光を反映させたいものです。人は罪により滅びに向かっています。しかしキリストは死の暗闇の中で光を示し、救いの目印として輝いています。光を隠すもの、覆うものは何でしょうか?不安や恐れ、自己中心の罪が真理を歪め、神の恵みから目を背けようとする働きです。「こんなわたしが地の塩になれるわけがない」「こんな情けない自分が世の光なんて笑われる」しかし自分の弱さ至らなさ情けなさに打ちのめされなくてもよいのです。それは神の御力を侮り、神の選びを蔑んでいるようなものです。神があなたを「地の塩」として用いられます。神があなたを「世の光」として輝かせてくださるのです。私たちの力で成すのではなく、救いの道しるべとして輝く十字架をあおぎ、イエス・キリストを信じお委ねすることです。今週も信仰による勇気によって奮い立たせ、歩ませてくださいと祈りましょう。