8月20日 メッセージ要約

「創造の力」創世記1章1-5節

あらゆる配慮のもと、天と地を造られたお方が無目的に人をお造りになったわけではありません。ただ被造物は自分でその目的と意味を知らない、分からない、認めないことはあります。人は神の似姿に造られましたから、自然界に有る素材を組み合わせ造作することは可能です。しかし無いものから有るものを作り出すことは未だ困難です。神は無から有へ、言葉によって世界を創造されました。世界の始まる前から神(父、御子、御霊の神、コロサイ:1?15?17)はおられ、万物は「御子によって造られ、御子のために造られた」のです。神は木や石、金属で作るやがて朽ちてゆくものではありません。また何かのイメージを拡大したものでもありません。神は初めであり、何よりも先に存在されたお方です。創世記1:2「地は形なく、むなしく、闇が淵のおもてにあり」他の訳では「地は混沌であって」という表現が使われています。混沌とは「区別が立たず物事が入り交じっている状態」つまり無秩序状態です。人は安定した秩序の中、未来を思い描けるものですが、自然災害や戦争、疫病の蔓延など命が脅かされ混沌とした世界では不安と絶望が先立つかもしれません。そこで私たちを励まし勇気を与えるのは「創造の力」を持つ神への信仰です。神は無目的に人に命を与えられたわけではありません。神のご意思による意味づけ(目的)がり、神が造られた世界には神の定められた秩序があります。天地を造られ、それを「良し」とされた神が私たちの人生も「良い」方向へ導いて下さると信じ、神の御心(祝福)を求めて歩んで行きましょう。