『アブラムの選択』 創世記13章
アブラムはエジプトで妻サラを妹であると偽ることによって問題を回避しようとしましたが、神の介入によってパロの知るところとなりエジプトから追放されました。アブラムは神から罰を受けるのではなく慈しみと赦しを経験し、カナンに帰ると主に祭壇を築き礼拝をささげました。神から祝福されたアブラムは富を増し、それゆえに問題が勃発します。甥ロトとアブラムの家畜の牧者間の争いです。アブラムは争う事を嫌いロトに別れて住まうことを提案します。アブラムは更に、住みゆく地の選択権も譲り、ロトは見目麗しいヨルダン低地の豊かな土地を選びます。結果、アブラムはカナンの地に残りました。目先の富を自ら選ばず甥との争いを避けたその判断には、主に委ねる信仰が見えます。神はアブラムに語りかけられ永久の祝福の約束を与えられました。アブラハムに立てた約束は御子イエス・キリストを信じる私たちにもおよぶのです(ローマ4章13〜25節)。私たちも神に信頼し、主に感謝をもって礼拝をささげようではありませんか。
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