『すべての人の救い』 使徒行伝10章
ローマの百卒長であったコルネリオは、ユダヤ人にとっては支配側でありましたが主を信じ、いつも施しや祈りをしていました。そのコルネリオに神は御使いを遣わし、ペテロとの出会いをご用意されました。ペテロが見た幻の中で、旧約聖書の規定ではけがれたものとされている生き物を「神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない」と神は言われました。イエスはどんな食物でもきよいものとされました(マルコ7:14〜20)。ペテロは未だユダヤ人の習慣の中で生きていたことを食べ物に象徴され示されたと気づきます。クリスチャンとなったユダヤ人でも異邦人の救いに関して宗教的偏見を拭い去ることが出来ずにいました。人は歴史的経過の中で様々な差別を生み出してきましたが、神は全ての人を偏りなく救おうとされています。ペテロは主イエスの十字架と復活、彼が救い主であることを彼らに説きました。するとコルネリオたちは聖霊に満たされたのです。ペテロは聖霊の促しに従い、異邦人の救いのため用いられました。福音を委ねられた私たちもイエス・キリストをどんな人にも証ししていくことが出来ますように。
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