『神の恵みにとどまる』 使徒13:13〜43
パポスを出たパウロたち一行は、やがてピシデアのアンテオケの会堂に入りまた。礼拝の中で律法と預言書が読まれ、会堂司はパウロに奨励を語るように勧めました。おそらく礼拝で読まれた箇所(出エジプト、サムエル記)からパウロはイエスこそが預言されたキリストであることを論証しました。さらに会堂に集い礼拝をささげる敬虔なユダヤ人にとって馴染みの深い詩篇とイザヤ書から、十字架と復活は預言されていたことであってイエス・キリストによってあなたがたは罪赦され解放されたと説き、そしてハバクク書にすでに預言されているように信じない者とならないようにと警告しました。聖書に書かれている事柄でも信じ受け入れることは難しく、神の憐れみと聖霊の導きがなければ困難なことだからです。これを聞いた人々はパウロとバルナバに、次の安息日も同じ話が聞きたいと頼みました。人々は、魂の救い心の飢え渇き、真理を求める問いの答えを、イエスによる罪のゆるしの福音に見出したからではないでしょうか。イエスを信じる者はもれなく義とされるという福音をしっかり受け取り私たちも神の恵みにとどまる者となりましょう。
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