『信仰と恐れ』エレミヤ書38章
聖書での表現上、“信仰”の対になるのは“不信仰”ではなく“恐れ”です。エレミヤの時代、国家存亡の危機に際して人は何を信じ、恐れたのでしょうか。エレミヤの預言は民衆の不安をあおり戦意をそぐとして、ゼデキヤ王の側近4人はエレミヤを捕え井戸に投げ込み閉じ込めました。エレミヤは宦官エベデ・メレクの進言により助け出されましたが、監視の庭に軟禁されました。ゼデキヤ王はエレミヤに神の御心をたずねますが、バビロンに降伏せよとの言葉に従うことができませんでした。親エジプト派の側近たちを抑えきれず、状況を変える決断が出来ないまま1年6ヵ月の籠城の末、エルサレムはバビロンに滅ぼされてしまいます。逃亡するも捕えられ、悲惨な末路をたどるゼデキヤ王。彼はいのちを得るか滅ぶか、信仰を働かせて選ぶことが出来たのです。しかし真に恐れなければならない対象を間違え、選択を誤ってしまいました。エルサレムの滅びは神の裁きでしたが、神はただ滅ぼすのではなく従う者に逃れの道もご用意されていたのです。憐みのゆえにいのち得よとおっしゃってくださる神に従い、困難な状況でも人に流されず決断できる勇気をいただきながら信仰の道を歩みたものです。
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