「共に歩まれたイエス」ルカ24:13〜32
弟子達は師イエスの十字架後、恐れと不安に苛まれました。信頼し、期待した人物の死は彼らを失望させたことでしょう。そこにマリヤらによるイエスのよみがえりの証言は、一部に混乱を来たらせました。そのような中、エマオへ向かう2人に主イエスは話しかけました。旧約聖書全体からキリストの死と復活を説明したのです。聖書の知識と目の前の出来事が結びつき、繋がっていることに気づき理解していくのです。真理に目覚める知的・霊的興奮を「心が燃えたではないか」と後述しています。復活の主イエスは彼らに「証人」として十字架と復活を宣べ伝えるように命じました。復活の証人として立てられることで、自分たちの人生の意味を彼らに自覚させ神のご計画、神の歴史の中に自分たちも入れられていることを知るのです。神の救いの歴史は多くの人々が関わり、繋がり、つなぎ合わせてきた歴史です。私たちも繋いでいくことで神に用いられているのです。クレオパら2人の会話の中に入って来られた復活の主イエスは、私たちが救いをお証しする間に入り助けてくださるお方です。主イエスが心に触れてくださり「心が燃えていたではないか」という経験を積み重ねることで御言葉を理解していくことは、その人の人生を、信仰を豊かにするのです。
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