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投稿者 : Otsuka 投稿日時: 2015-12-12 15:55:35 (1066 ヒット)
メッセージ

『神の計画』マタイ1章1〜17節
ヘブル人信仰者に向けられて著されているというマタイによる福音書は系図から始まっています。当時、聖書には章節は付けられていませんでしたが、区分はありました。創世記でしたら「〜由来」「〜の系図」が見出しです。この見出しが11あり、創世記は12区分に分けられます。創世記の天地創造からアダムの系図より人類の歴史が始まり、新約の『イエス・キリストの系図』より新しい時代が始まります。系図を大切にし、誰の子孫であるかを誇りにしていたヘブル人にとって強烈な印象を与えたことでしょう。アブラハムから始まりイエスの誕生に向かって、神が救いのご計画を成就するために歴史を支配しておられることを知るのです。しかし、ヘブル人にとって神の前に正しくないと思われる者も、その系図に名を連ねています。彼らの子孫としてきよいお方がお生まれになり、系図に流れている罪と恥を引き受けられ、十字架で死なれました。不完全な歩みしかできない人の弱さに、神は同情できない方ではありません。罪深い現実の世に生きている人々を憐れまれキリストはその血潮できよめ、死で終わるのではなくよみがえられました。救い主の誕生を心から喜びましょう。


投稿者 : Otsuka 投稿日時: 2015-12-04 11:04:19 (1020 ヒット)
メッセージ

『神の教会』使徒20:13〜37
パウロはエペソ教会の長老たちに足を運んでもらい話す機会をもちました。おそらく彼らと会い話すのは最後になると予感した上で別れの言葉を語りました。エペソでの3年間を回想します。朝は自足するためテントを造り、昼はツラノの講堂で福音を伝え、夜は家々を訪問し兄弟姉妹を励まし教えました。主に遣わされ、いのちも惜しまず福音を宣べ伝える働きを出来うる限り行いました。パウロが危惧したのは、教会の内側に入り込み、信徒を誤った教えに導き組織を腐敗させる偽預言者・偽教師たちのことです。彼らを凶暴な狼に例え、そのような危険に対応するため目を覚ましていなさい・聖書の御言葉に忠実でありなさいと諭しました。また教会の兄姉に気を配ってほしいと信仰生活を送る上での牧会的な配慮をお願いしました。パウロの最後の教えを守り御言葉に忠実であったエペソ教会は、黙示録によると後に偽使徒を見抜いたようです。しかし「初めの愛」からは離れてしまったともあります。御言葉は徳を建て、御国を継がせる力です。「受けるよりも与える幸い」とイエスが説いた愛に根ざし、御言葉に生きる神の教会を建て上げることが出来ますように。


投稿者 : Otsuka 投稿日時: 2015-11-22 17:22:18 (1144 ヒット)
メッセージ

『主のなぐさめ』使徒20:1〜12
第3回伝道旅行も後半、パウロは御霊に示されて一旦エルサレムへ帰る決心をしました。諸教会で集めた救援金を携えてエルサレムへ向かう途上マケドニヤ、アカヤ諸州の教会に立ち寄り、兄弟姉妹たちに会い、励ましながらの旅です。同行者は伝道旅行で救われた異邦人で今は各教会の代表的な立場の人たちです。トロアスに立ち寄った時のことです。パウロの話を聞くため大勢の人々が集まっていました。人々の福音をもっと聞きたいという思いと、パウロの伝えたい情熱が相まって話は夜半になっても続きました。その中でユテコという若者が疲れていたのか、ふと寝てしまったのです。場所が悪いことに彼がいたのは窓際で、3階から落ちて死んでしまいました。神の恵みの福音を聞くため集まったのに、どうしてこのような事が起きてしまったのかと人々は動揺しましたが、パウロは落ち着きユテコに近づいて言いました「騒ぐことはない。まだ(彼の内に)命がある。」そして彼は生きかえったのです。結局パウロは徹夜で彼らと語り合い、言葉を尽くして励ましました。人々はパウロの語る福音に勇気づけられ、ユテコの生きかえりの奇跡に慰められたのです。


投稿者 : Otsuka 投稿日時: 2015-11-21 13:38:58 (1237 ヒット)
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「エペソ伝道」使徒19:1〜20
第2回伝道旅行の際、アジアの伝道は御霊によって禁じられましたが、第3回伝道旅行では御心だったのかパウロ達はエペソに3年近く腰を据えてアジア伝道に取り組みました。エペソはアルテミス大女神が祭られる宗教が盛んな都市でしたが、ここでも聖霊の注ぎと人々の悔い改めの御業が現されたのです。しかしこの地においてもユダヤ人の反対にあい、会堂から出て行かざるをえませんでした。そんな折、ツラノが講堂を使っていない時間は会場として使用してもよいと許可してくれたため、パウロたちは毎日午後、その講堂で福音を語ることが出来ました。そのおかげでユダヤ人もギリシャ人も多くの人たちが福音に耳を傾ける機会が与えられたのです。神はパウロの手によって癒しの御業、悪霊の追い出しを次々とされたため、イエスの御名を呪術的な興味で口にする者も出始めました。安易に御名を語ったスケワの7人の息子たちは悪霊の反撃にあい散々な目にあった特異な例です。そのうわさがエペソの人々に大きなインパクトを与えました。占星術や魔術が盛んなエペソの地でしたが、聖霊は力強く働きかけられ福音は広まり、イエスの御名はあがめられて行きました。


投稿者 : Otsuka 投稿日時: 2015-11-14 06:33:18 (1084 ヒット)
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「恐れるな。語りつづけよ」使徒18:1〜23
アカヤ州都であるコリントは貿易で繁栄した商業都市でした。そこでパウロたちは1年半腰を据えて伝道し、多様な文化、宗教背景をもった人々が救われ教会を形成していきました。パウロはテント造りの同業者であり協力者アクラとプリスキラの夫婦との出会いがありました。やがてシラスとテモテが経済的支援を携えて合流したので、パウロは伝道に専念することが出来ました。しかしながらその地のユダヤ人はパウロに反抗し暴言を吐いたので「わたしは異邦人の方に行く」と怒り会堂を出ました。伝道の拠点を失うところでしたがテテオ・ユストの協力を得、会堂の隣の家を使用することが出来ました。行く先々で同胞からの迫害にあい心くじけそうですが、主イエスの幻が「語り続けよ〜私が共にいる〜この町に私の民は大勢いる」と励まし、パウロは宣教を続けることが出来ました。ユダヤ人はなおも反抗し、パウロを法廷で訴えようとしました。その当時ガイオがアカヤ州の総督でしたが、彼の『ユダヤ人の宗教問題には私は立ち入らない』という判断は、以後ローマで影響力ある事例となりました。裁判にかかる時間や労力から解放されたパウロたちは福音伝道に邁進したのです。


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