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投稿者 : Otsuka 投稿日時: 2021-10-23 11:32:55 (2 ヒット)
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「ベニヤミン族に制裁を」士師記20章
19章で、旅のレビ人の一行は日が暮れたのでベニヤミンの町に泊まろうと訪ねますが、広場で待っていても町の有力者など出迎えてくれる人がいません。その町に寄留しているエフライム出身の老人が家に招いてもてなしていると、ならず者たちが家の前に押しかけてきました。ソドムとゴモラの出来事を想起させるような事件ですが、これを恥ずべき行為としてイスラエル全土から40万の兵士が集まり、ベニヤミン族に使者を送って「そのごろつきどもを差し出せ」と要求します。しかしベニヤミン側にも見栄と面子があり、干渉されるのを拒み、戦うことを選びます。久しく主の御心をたずねることのなかったイスラエルですが団結し、神に問いながら出撃します。ベニヤミンの精兵を前に二度敗北し、「同胞であるベニヤミンと戦うべきではなかったのでしょうか」と神に問うも、主は二度とも「攻め上りなさい」と言われます。
三度目の戦いでベニヤミンは敗北し、壮年男子のほとんどが剣に倒れ、さらにイスラエルの兵士は「我々は誰一人として娘をベニヤミンに嫁がせることはしない」と神に誓ったので、ベニヤミン族は存亡の危機に陥ります。ヨシュア記22章では部族同士で争いになるところを回避できたのに(7/18礼拝説教)、それから約350年の間に王はなく各々が自分勝手に生き、イスラエルの連帯は薄れ12部族の一つが欠けるかもしれない状況まで引き裂かれたのです。しかし神はベニヤミンを滅ぼし尽くせとは言われませんでした。諸部族も「ベニヤミンが絶えてはいけない」と嫁がせる娘たちを他から選び、命脈を保つよう采配しました。このベニヤミン族から後にイスラエル最初の王となるサウルが出、モルデガイとエステルがユダヤ人の命をつなぎ、新約ではパウロが命がけで伝道する器として用いられます。ベニヤミン族が生かされ、神の御業に用いられた不思議は私たちの価値観では計ることができません。主のご計画をほめたたえ、信仰の目を開かせて下さいと祈りましょう。


投稿者 : Otsuka 投稿日時: 2021-10-23 11:28:23 (3 ヒット)
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「ダン族の大移動」士師記17、18章
ミカ(ミカ書の預言者とは別人)はかつて母の資産を盗み、それを知らず母は盗んだ者を呪います。ミカが自分の罪を母に告白して銀を全て返すと、その銀の一部で母は彫像と鋳像を造ります。律法では偶像を造ることは禁止されています。また旅のレビ人を家庭の祭司として任命します。律法が守られておらず、十分の一が献げられなくてレビ人の生活が困窮し、この人は各地を転々とせざるを得なかったのかもしれません。さてサムソンが出たダン族は東地中海沿岸が割当地でしたが、ペリシテ人の支配が強く、一部のダン族はそれを嫌って他の部族の影響の弱い北辺の地を見つけ、先住民を武力で制圧して移住します。その際に、途中で立ち寄ったミカの家にある彫像を略奪し、住み込みの祭司(レビ人)も無理やり奪っていきました。イスラエルに王がなく、この頃の時代は宗教的に混沌とし、倫理や道徳の乱れから人心がすさんでいるようです。「おのおのが自分の目に正しいと思うことを行っていた」と記述されています。日本でも正月は神社に行き、葬式は仏教、結婚式はキリスト教、家の中に仏壇と神棚が違和感なく並んで据えられている、それを宗教的寛容という見方をする傾向があります。しかし創世記のアダムとエバが善悪の知識の木の実を食べるところで「自分の考え、判断こそが正しい」と思うことこそが間違いの始まりだと書かれています。この話の中でミカも、祭司も、ダン族の者も誰一人として
主にうかがうことなく事を進めています。人間の都合を神の御心に結びつけて、自分が好ましいと思うことを主が認めていると言い、自分勝手に歩むことが偶像礼拝の道、罪なのです。自分が良いと思うだけで御心にかなわない行いは、その時は自分の利益に見合うようでも、後で痛みを伴う結果を招くことを聖書は教えています。


投稿者 : Otsuka 投稿日時: 2021-10-09 11:13:56 (21 ヒット)
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「サムソンの最後」士師記16章
サムソンは怪力の持ち主で、主に用いられた器ですがその人生には3人の女性が関わったことで災いを招きました。最初の女性はティムナ(ペリシテ)の娘で、結婚の宴の席でサムソンが出した謎かけの答えを教えろと7日間しつこくせがみます。根負けしたサムソンが答えを教えてしまったので、約束した品物を町の人々に贈らなければなりません。それでアシュケロンで30人を打ち殺し、はぎとった着物を与えました。無益な血を流して得た花嫁でしたが、娘の父は怒ったサムソンに嫌われたと思い、娘を他の人に嫁がせてしまいます。それを知ったサムソンはジャッカルに松明をつけてペリシテ人の麦畑に放って嫌がらせをします。ペリシテ人は報復として娘とその父を殺しました。サムソンはさらに復讐してペリシテ人千人をろばのあご骨で打ち殺しました。その後、20年サムソンはイスラエルを治めました。ガザ(ペリシテ領)で女性の元にいるサムソンの寝首をかこうとガザの人々が殺そうとしますが、その時サムソンは町の門柱2本と扉を引き抜いて、肩にかついで山頂まで運んで行くという奇行をし、誰も手出しできませんでした。しかしデリラという女性はペリシテ人領主たちに銀千シェケルで買収され、サムソンの力の秘密をついに聞き出します。それまで3度サムソンを殺そうとした女に、神の戒めを教えてしまったのは、自分の力でどんな危機も打開できるという慢心からでしょうか。髪にかみそりをあてられ力を失ったサムソンは両目をえぐられ、ガザに連行され鎖で縛られたまま牢獄へ入れられました。神の誓願を軽んじ、女性の誘惑に負け試練を受けるサムソンでしたが、髪が生える間に自分の愚かさを知り主に心を向け、最後はペリシテ人を巻き添えにしながら死にました。


投稿者 : Otsuka 投稿日時: 2021-10-09 11:11:46 (19 ヒット)
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「主の霊が激しく彼に」士師記14章
士師記にはユニークな人物がたくさん登場しますが中でも破天荒な人物がサムソンです。彼がおるところペリシテとのトラブルがあり、凄惨な出来事があるという人物です。彼の両親は御使いによって生まれてくる子のお告げを聞き、ナジル人(酒を飲まず、髪にかみそりをあてず、死体や汚れたものに触れない)として育てられました。しかし彼は宴を催したり、死体に触れることにも頓着せず、あろうことか敵であるペリシテ人の女性を嫁にと父母に相談します。異なる宗教や習慣・習俗が入ってイスラエルが罪を犯さないように、聖さから守るため、異邦人との結婚は戒められています。(※信仰によってイスラエル共同体に入れる道はあった)(※例外として過去、異邦人と結婚した人物にエジプトの宰相ヨセフ、出エジプトの指導者モーセがいる。)なぜ神はこのような人物にイスラエルを託されたのでしょうか?サムソンの母親の前に現れた御使いは「この子はイスラエルをペリシテの手から救い始める」と言われ、成長すると「主の霊はサムソンを奮い立たせ始め」、ペリシテの娘との婚礼の時に「主の霊が激しく彼をおおい(彼に降り)」とあります。私たちには不可解・理不尽と思えるような出来事でも、救済史的歴史観から見ると神のご計画に用いられていることがあるのです。なぜ神は、こんな私を愛してくださったのか。イエス・キリストの十字架の愛は、不可解の最たるものではないでしょうか。


投稿者 : Otsuka 投稿日時: 2021-09-22 20:25:10 (37 ヒット)
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「妬みと怒り」士師記12章1〜7節
首領エフタが活躍したのはおおよそ300年あった士師の時代の分岐点、イスラエル部族間の関わり・繋がりといった連帯意識がうすらいだ頃でした。エフタ率いるギルアデ人たちがアンモン人との戦いに勝利した後、エフライム族がその勝利に言いがかりをつけるため、わざわざ兵を率いてヨルダン川を渡ってきました。開口一番「なぜ我々に話を通さなかったのか」「お前の家に火をつけ、お前を燃やしてやる」と脅します。エフライムとしてはイスラエルの中心であるという自負(※長子の権、神の祝福の継承者:創世記48章)による高慢から、自分たちに報告連絡なしに勝手なことをするとはいかなる料簡か、とエフタをねたんだのです。エフライムはこれまでにも、カナン入植にあたり割当地についてヨシュアに不満を漏らします。エフライム出身のヨシュアは彼らをたしなめます(ヨシュア17章)。またギデオンがミデヤン人との戦いに勝利した時も、戦い後半に加わったエフライムはギデオンに文句を言います。ギデオンはエフライムの怒りを解き、平和に収めました(士師8章)。しかしエフタは彼らと違いました。初めはエフタも「有力部族だというなら率先して戦ってくれたらいいのに助けてもくれず、今さら言いがかりか」と理性的に反論していましたが、エフライムはエフタを見誤りました。このギルアデの士師について無知だったのです。エフタはアンモン人との戦いに勝利するため娘をささげました(※神は望まれていない)。エフライムはその勝利にケチをつけ、恫喝(どうかつ)したのです。血統を誇るエフライムは、出自に負い目のあるエフタ(正妻の子ではないと兄弟たちから家を追われた)に、二重三重に口撃します。「ヨルダン川東のギルアデはエフライム(彼らからするとイスラエル)から逃げた者ではないか」偏見の言葉はギルアデの人々をも怒らせました。口が災いして、部族間の争いによって42,000名もの死者を出す内紛がイスラエルに起こりました。「高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。」(箴言16:18)のです。


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