『天に宝を積む』
イエス様の事を、他のラビと同じように、裁判人として助けを求めてきた人に、愚かな金持ちのたとえを語られた。本当に恐れるべき方は、世の終わりの時に、魂をさばく権威のある方で、この金持ちのように‘神に対して富まない’貪欲に警戒しなさいと言われる。
私たちｸﾘｽﾁｬﾝは、この金持ちのようにお金に執着しないかも知れない。しかし‘何を食べようか？’などと、日常生活の事、将来の事、心配してそこに意識が集中しているなら、異邦人(神を信頼しない人)と同じと言える。
神様は、貧しく忘れられたような存在である者も顧みて下さっている。私たちは、貪欲に注意して、御国を求めて＝神様が喜んで下さる事は、何だろうか？考えて、‘天に宝を積む’者とさせていただきましょう。
ルカ１２：13〜21
『まことのぶどうの木』
聖書の中には、多くの‘ぶどうの木’の譬が出てくる。旧約時代において、イスラエル民族は、‘ぶどうの木’宝の民として愛され、ｴｼﾞﾌﾟﾄの困難から導き植えられたのに、神様の意志に逆らい続けた。
神様は、そのみ心に従い、神の計画を実行するために≪まことの≫ぶどうの木であるイエス様を送られた。ぶどう園の譬(マルコ12：１〜)では、神様が預言者たちを遣わしたが、聞き従わず、ついに独り子イエス様を送られると、十字架につけて殺してしまう事が譬えられている。
私たちは、この≪まことの≫ぶどうの木であるイエス様にしっかり繋がっている枝でありたい。良い実を結ぶために、時には、手入れされ、厳しい所も通されるかも知れないが、ぶどう園の園主である神様は、私たちが豊かに実を結ぶことを求めておられるのです。
ヨハネ福音書１５：1〜９
『み霊に導かれて』
私たちは、イエス様の十字架により罪が赦されて、自由にされ、私たちの内には、御霊が住んで下さっている。ここでは「御霊によって歩きなさい」と命じられている。これは、‘霊の導きに従って(共同訳)’と言う事で、私たちの内に住んで下さっている神の霊に従う事を意味している。
私たちの内側には、‘相反する二つ’肉とみ霊があるとﾊﾟｳﾛは言っている。肉の働きは、ここに書かれている人間の陥りやすい罪である。私たちは、地上で生活する間、いろいろな誘惑に葛藤を覚え、これらと闘わなければならない。
人生は、いろいろな決断をして歩んでいる。私たちの日々も、イエス様にあって、肉(罪)を十字架につけ、神様に従う方を選びとって行く決心が、必要である。その一歩一歩を、御霊は力を与え、神様に従う方へと導いてくれるのです。
ガラテヤ５：16〜26
『聖化』
私たちの信仰の歩みを聖霊は、導いて下さり、罪を認めさせ、新しく生まれさせて下さった。ペテロは、聖霊を受け、大胆に多くの人の前で語った結果、多くの人が、罪を認め、悔い改めて仲間に加わった。
かつては、儀式によってのみ、神様に近づいていたが、今や私たちは、イエス様の十字架により義とされ、聖霊が私たちの内に住んで下さり、‘聖霊の宮’とされている。その事により、劇的な変化が起った人もいるが、そうでない人もいる。しかし、聖書の約束を受け入れ、信じる事が大切である。
聖霊が内住される目的は、私たちを聖めて、神様に近づけて下さる事にある。この肉体にある間は、様々な誘惑や戦いがある。しかし聖霊が私たちを助け、日々新たにして下さって「栄光から栄光へと、主と同じ姿に変えられ」るのだから、主にゆだね、従ってまいりましょう。
��ｺﾘﾝﾄ６：19〜20
『聖霊の証印』
イエス様が命じられたように、弟子たちが集まって祈っていると、聖霊が下り、異言を語り出した。彼らは「あなたこそ神の子キリストです」と認め、信じていた。弱く頼りのない、彼らであったが、イエス様に約束されたように‘上から力を授けられ’た。
真理の言葉を聞き、イエス様を信じた結果、私たちの内に聖霊が住んで下さっている。誰も聖霊によらなければ「イエスは主である」と告白できないからである。その聖霊の証印は、神の国を継ぐことのできる保証である。
私たちは、深い井戸の底にわずかばかり水があるような状態になっていないだろうか？聖霊が住んで下さっている確信を得るためにも、水があふれるように、聖霊に満たされる必要がある。祈り求めるなら主は、私たちを聖霊に満たし、さらに主を知る者として下さいます。 使徒２：１〜４
